浦和FW興梠慎三がJリーグの「平成ラストゴール」 清水を2-0で破りリーグ3連勝!
後半28分にマウリシオ、後半ATに興梠がダメ押し弾! 興梠はJ1通算139得点で三浦知良に並び歴代6位タイに浮上
J1リーグの「平成ラストゲーム」になった28日の第9節、清水エスパルス対浦和レッズの一戦は、後半27分に浦和DFマウリシオがこぼれ球を押し込み先制。後半アディショナルタイムにはFW興梠慎三がJリーグの「平成ラストゴール」となる追加点を奪い2-0で勝利した。リーグ戦3連勝として勝ち点を17に伸ばした。
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浦和はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の韓国遠征から中3日ながら、全く同じスタメンで臨んだ。立ち上がりから両者がボールを丁寧につないでのビルドアップを志向しながら、中盤の厳しい寄せでなかなか前進できない展開になったゲームは、前半のシュート数が清水2本、浦和1本という数字が示すようにゴール前の場面が少ないままハーフタイムを迎えた。
後半に入ると6分、清水は最終ライン背後へのボールにFW鄭大世が前を向くと、角度の狭いところから左足シュートを放ったが、浦和GK西川周作が左足でボールを弾き出した。逆に浦和も同10分にゴール正面でMFエヴェルトンが立て続けに2本のミドルシュートを放つなど、次第に両者の攻撃がゴールに迫り出した。
そうしたなかで、清水は同15分に鄭大世に代えてFWドウグラスを投入。一方の浦和も同28分、コーナーキックのタイミングでFW武藤雄樹に代えてFW汰木康也を送り込んだ。モンテディオ山形から今季に加入した汰木は、これまでの出場はすべてACLでの途中出場だっただけに、これがJ1デビューとなった。
すると、そのコーナーキックが一度弾かれての二次攻撃で左サイドからMF山中亮輔がゴール前へクロスを入れると、FW興梠慎三が胸トラップから左足ボレー。これはGK六反勇治が弾いたが、そこに待ち構えていたDFマウリシオが難なくゴールに押し込んで浦和が先制に成功した。
その後は清水も意地の攻勢を見せたものの、浦和は最終ラインを固めて守る。そして後半ATに一気にカウンターを仕掛けると、汰木のラストパスを興梠が流し込んで追加点。同時刻開催のJ2、J3の試合を通じても、これがJリーグの「平成ラストゴール」となった。またリーグ戦2試合連続のゴールとなった興梠は、これがJ1通算139得点目となり、FW三浦知良(現・横浜FC)に並び歴代6位タイに浮上。平成の最後を飾った浦和と清水による“サッカー王国対決”は、浦和が有終の美を飾りリーグ戦3連勝を飾った。
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(FOOTBALL ZONE編集部)