スールシャールのマンU監督就任は性急すぎた? 元英代表FWが持論「疑問だった」

ユナイテッドを率いるスールシャール監督【写真:Getty Images】
ユナイテッドを率いるスールシャール監督【写真:Getty Images】

マンUの指揮官登用について疑問噴出、バーンリーのクラウチも言及

 直近の9試合で2勝7敗と不振にあえぐマンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督に対し、正式就任が「性急だったのでは?」という疑問の声が噴出している。バーンリーの元イングランド代表FWピーター・クラウチも「疑問だった」とノルウェー人指揮官の登用について持論を展開した。英紙「デイリー・メール」が報じた。

 スールシャール監督は昨年12月、成績不振で解任されたジョゼ・モウリーニョ前監督の後任として、“暫定”監督として古巣復帰を果たした。クラブレジェンドの復帰から公式戦11戦無敗と怒涛の勢いで駆け抜けた。

 スールシャール監督の手腕を評価し、クラブは3月末に正式監督として就任することを発表したのだが、そこからの9試合は2勝7敗と大ブレーキ。UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝敗退、プレミアリーグのトップ4争いでライバルに遅れを取るなど、非難を浴びる状況となっている。正式監督への昇格はシーズン後でも良かった、クラブの決断は性急だったのではという声も上がっている。

 かつてユナイテッドの宿敵であるリバプールでプレーしたクラウチも、そうした考えを抱いている1人だという。

「なぜオレ・グンナー・スールシャールとの正式契約を急いでいるのか疑問だった。彼が監督になるべきではないと言うつもりはない。彼はそのチャンスを勝ち取ったんだ。だが、その時はまだプレッシャーがなかったんだ」

 クラウチは正式監督に就任したことで、周囲からの期待とともに大きなプレッシャーがあったと指摘した。また、クラウチはスールシャール監督の下でプレーする選手たちの姿勢が、不調に大きく関係しているという。自身の経験を踏まえたうえでこう語っている。

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