イブラヒモビッチ、エスコートキッズとの心温まるやりとりに反響 「全面的に一流」
入場前、「緊張する」とつぶやく少年に授けた“金言”
ロサンゼルス・ギャラクシーの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは現地時間20日、ヒューストン・ダイナモ戦に先発フル出場。先制点となるPKを決め、2-1の勝利に貢献した。試合直前にピッチに入場する際、緊張するエスコートキッズとの心温まるやりとりに注目が集まっている。
イブラヒモビッチは2018年にマンチェスター・ユナイテッドからLAギャラクシーに移籍した。加入当初から違いを見せつけるパフォーマンスを披露し、22ゴールを記録。年間ベストイレブンにも選出された。今季も6試合出場で7ゴールを記録し、エースストライカーとして圧倒的な存在感を発揮している。
現在注目されているのは、ダイナモ戦の試合直前にエスコートキッズとの心温まるやりとりだ。イブラヒモビッチと同じヘアスタイルをした少年が、隣でボソッとつぶやくと、イブラヒモビッチはしゃがみ込んで耳を傾けた。少年は「緊張する」と口にすると、イブラヒモビッチは「なぜだい?」と問い掛けた。少年は「無理だよ。今あなたといるんだもの」と答えると、「これを持ってみろ」とクラブの三角旗を手渡し、「俺たちは一緒に戦うんだ。ただこの瞬間を楽しめばいい。楽しめ」と少年に熱い言葉を掛けていた。
LAギャラクシー公式サイトは「イブラヒモビッチの少年への金言は心を温めるものだった」と一連のやりとりを紹介し、「全面的に一流だ」と称賛している。また、英紙「デイリー・メール」は「緊張しているエスコートキッズに向け、イブラヒモビッチは激励の言葉を授けた」と取り上げている。
イブラヒモビッチは物怖じしない発言や、大胆不敵な振る舞いがピックアップされ、世界でも“オレ様キャラ”として認知されているが、隣に立った少年とのやりとりでは、心優しい一面を垣間見せていた。