マンU、名将ファーガソン退任後の「補強格付けトップ30」 期待以上・以下の選手は?

常勝軍団を作り上げたファーガソン監督【写真:Getty Images】
常勝軍団を作り上げたファーガソン監督【写真:Getty Images】

栄えある1位は元スペイン代表MFエレーラ、最下位はチリ代表FW サンチェス

 英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が“サー”・アレックス・ファーガソン元監督退任後に行われたマンチェスター・ユナイテッドの補強選手の格付けトップ30を特集している。伝説の名将が去ってからは6シーズン連続でリーグタイトルから遠ざかるなか、最も評価されている、あるいは評価されていない新戦力は一体どの選手なのか――。

 トップ10に入った上位陣から見ていくと、10位にオランダ代表DFダレイ・ブリント(現アヤックス)、9位にアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン(現アーセナル)といったビッグネームが名を連ねている。8位にDFディオゴ・ダロット、7位DFルーク・ショー、6位DFビクトル・リンデロフと、その上には現チームでプレーするタレントが名を連ねた。

 トップ5ともなれば近年のチームの主軸がずらりと顔を並べている。5位から順にベルギー代表FWロメル・ルカク、フランス代表FWアンソニー・マルシアル、フランス代表MFポール・ポグバ、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(ロサンゼルス・ギャラクシー)と続き、トップには元スペイン代表MFアンデル・エレーラが輝いた。

 その一方で、成功とは言い切れない補強もある。2014年に当時のクラブ史上最高額となる5970万ポンド(約86億円)でレアル・マドリードから獲得したアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア(17位/現パリ・サンジェルマン)を筆頭に、元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガー(21位/現シカゴ・ファイアー)、オランダ代表FWメンフィス・デパイ(23位/現リヨン)などは、加入前の期待に応えたとは言い難い。

 そうしたなかで、ランキング最下位(30位)は現チームで伝統のエースナンバー「7」を背負うチリ代表FWアレクシス・サンチェスとなった。高額年俸を受け取りながら期待外れに終わっているアタッカーは、「間違いなくイングリッシュ・フットボールで最も悲惨な移籍の一つ」と酷評されている。今季限りでの放出も噂されるなど、低迷するユナイテッドの様を象徴する選手となってしまっている。

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