ユナイテッドFWルカク、セリエAでのプレーは「夢」 少年時代に魅了された“怪物”は?
4歳の時にインテル時代のロナウドの超絶プレーに目を奪われ、イタリアに憧れを持つ
マンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表FWロメル・ルカクは、イタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」に対してセリエAでのプレーを「夢だ」と語った。その理由は、幼少期に見たブラジル代表のエースが見せたプレーへの記憶だという。
ルカクは現在ユナイテッドの前線でプレーしているが、母国ベルギーのアンデルレヒトから2011年にチェルシーへ移籍して以来、プレミアリーグでキャリアを積み重ねている。一方で、「セリエAでプレーするのは夢だ。本当に夢だと言える。遅かれ早かれ、セリエAでプレーしたいと思っているよ。それは今、僕がユナイテッドで4位を確保することに集中しているとしてもだ」と、イタリアへの思いを語った。
世界でも最高峰と言えるプレミアリーグでプレーしながら、近年ではユベントスの“1強”リーグと化して欧州での競争力もユベントス以外に難しい状況にあるセリエAでのプレーを夢見る理由はなんなのか。それは、ルカクが元ブラジル代表FWロナウドのプレーが忘れられないからなのだという。
「最初の思い出は、1998年のUEFAカップ(当時/現ヨーロッパリーグ)のインテルとラツィオの決勝戦を映像で見たことだ。ロナウドがGKを鮮やかにかわしていくのを見た時、もしサッカーのプロになりたいと思うのなら、ものすごく厳しい練習をしなければいけないと理解したんだ」
当時のインテルでエースとして君臨し、世界最高のストライカーとしての名声を集めていたロナウドのプレーは、ルカク少年の心に大きな影響を与えた。この決勝戦はルカクが5歳の誕生日を迎える8日前にフランスの首都パリで行われたイタリア勢の決戦だった。2-0でリードしたインテルは後半25分、最終ラインの背後に抜け出したロナウドが鮮やかなシザースフェイントでGKをかわしてダメ押しのゴールを決めて3-0で勝利している。
イタリアメディアでは、そのロナウドの古巣インテルとユベントスがルカクの獲得に興味を示していると報じられている。間もなく26歳の誕生日を迎えるルカクは、どのタイミングで自身の夢であるイタリアでのプレーを実現させることになるのだろうか。
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