“バイエルン・キラー”大迫の5カ月ぶり弾を独称賛 「火を噴くクロスから良い仕事」
大迫がバイエルン戦今季2ゴール目となる一撃で反撃の狼煙を上げるも一歩及ばず
ブレーメンは現地時間24日、DFBポカール準決勝でバイエルンに2-3と惜敗した。白熱した打ち合いに競り負けたが、日本代表FW大迫勇也が約5カ月ぶりにゴールを決め、海外メディアは復活弾を称賛している。
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大迫は今年1月のアジアカップで負傷を抱えながらもエースとしてプレーしたが、その代償としてブレーメン合流後は離脱が続く苦しい時期を過ごした。7日のリーグ第28節ボルシアMG戦(1-1)で復帰すると、リーグ戦と合わせてバイエルンと2試合連続の対戦となったなかで本拠地での一戦でスタメン起用された。
試合は前半36分にポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ、後半18分に元ドイツ代表MFトーマス・ミュラーとバイエルンにゴールを許す厳しい展開に。それでも、0-2で迎えた同29分、大迫が反撃の狼煙を上げる。左サイドでボールを受けた大迫が正確な浮き球のパスでサイドチェンジ。右サイドから崩しにかかると、コソボ代表FWミロト・ラシカのグラウンダーのクロスをゴール中央にいた大迫が右足のダイレクトシュートで流し込んだ。
ドイツ国際公共放送「ドイチェ・ヴェレ」(DW)は、大迫のゴールを「ブレーメンを引き戻した! バイエルンの最終ラインをすり抜けるラシカの火を噴くロークロスからボックス内で良い仕事をした!」と伝え、1分後に決めたラシカの同点弾を呼び込む勢いをつけたとして、その一撃を称えた。
大迫にとっては昨年12月のリーグ第13節バイエルン戦(1-2)以来となる約5か月ぶりのゴール。ブレーメンは今季公式戦でバイエルンと3度対戦して3ゴールを記録しているが、そのうちの2得点を大迫が挙げている。試合には敗れたものの、“バイエルン・キラー”ぶりを発揮して存在感を示した。