天敵に喫した完敗 “赤の呪縛”から逃れられなかったFC東京の誤算
G大阪の結果次第で年間3位から転落
この日、2戦連発のゴールを決めた東だったが、試合後のコメントにはため息が交じった。
「4点取られると厳しい。そういう(激しく打ち合う)サッカーを今の東京はしてきていない。打ち合いは相手の方が慣れているし、今日は相手の試合だった」
ゲームプランが崩壊したFC東京は結果的に、常に相手に先行を許す形で失点を重ねた。最大で3点差をつけられたが、終盤に意地を見せて高橋の2得点で3-4まで詰め寄った。だが、あと一歩届かず、最後は力尽きた。
指揮官は「選手は顔を上げてスタジアムを出てほしい。もっと勝ち点を取れる内容だったし、彼らは最後の最後まで闘った」と言葉を残したが、25日のG大阪の結果次第でJリーグチャンピオンシップ出場圏内の年間3位の座から転落する。天敵に屈したこの1敗は、あまりにも重く大きな敗戦となった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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