「ユーベの話をするということは…」 移籍が噂されるFWディバラ、自身の去就に言及
加入後ワーストの成績も、ロナウドとの共存に前向き 「一緒にプレーできることは喜び」
イタリア王者ユベントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラは、今季クラブがポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得して出場機会が減少するなかで、来季にはチームを離れる可能性が指摘されている。しかし、ディバラはユーベにいられて幸せだと語っていると、イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じた。
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ディバラは昨季のセリエAで33試合出場22ゴールと、まさに「10番」を背負うエースとしてふさわしい成績を残している。テクニカルなボールタッチと左足での強烈かつ正確なシュートで、ユベントスの攻撃の核としてシーズンを過ごした。
ところが、ロナウドが加入した今季はここまで公式戦わずか10ゴールと、2015年のユーベ加入以来ワースト。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では9試合出場5ゴールだが、そのうち3得点はロナウドが出場停止を受けていたヤングボーイズ戦のものだった。
そうしたなか、ユーベのレジェンドである元イタリア代表MFマルコ・タルデッリ氏は、ロナウドの存在がディバラを“苦しめている”などと話すなど、退団の噂が浮上。レアル・マドリードやリバプール、マンチェスター・ユナイテッドといったチームへの移籍が報じられているが、ディバラ自身はロナウドと同じチームでプレーすることを前向きにとらえているようだ。
ディバラは「トゥット・スポルト」のインタビューで、「ユーベの話をするということは、偉大なチャンピオンたちを擁してきた重要なクラブの話をするということだ。彼らの隣でプレーできて、僕は嬉しい。喜びと大きな満足感を与えてくれる」と話し、さらにこう続けている。
「もちろん、(ロナウドの隣でプレーすることも)楽しんでいるさ。クリスティアーノはチャンピオンで、彼のような男と一緒にプレーできることは喜びだ。ロナウドは非常に難しい物事を、本当に簡単にしてくれる」
現地時間20日の第33節フィオレンティーナ戦で勝利を収め、8年連続のリーグ制覇を果たしたユベントス。9連覇を目指す来季、ディバラのプレーはユベントスで見られるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)