驚異の“8連覇王者”ユベントス 指揮官が採用した布陣は「185試合で180通り」
3バックと4バックを併用するイタリアの絶対王者は“一つとして同じように臨んだ試合はない”
ユベントスは現地時間20日に行われたフィオレンティーナ戦を2-1で勝利して、前人未到のセリエA8連覇を決めた。マッシミリアーノ・アッレグリ監督の体制になってからは5連覇となったが、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は千変万化のフォーメーションが、優勝し続ける要因の一つになっていると伝えている。
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ユベントスの8連覇は、アントニオ・コンテ氏が監督に就任した2011-12シーズンから始まった。2シーズン連続で7位と低迷したチームを率いることになったコンテ氏は、3バックと4バックを併用しながら攻撃的なサッカーでその礎を築いた。その後、コンテ氏は2014年にイタリア代表監督に就任しクラブを去る。その後任として招聘されたのがアッレグリ監督だった。
アッレグリ監督も3バックと4バックの使い分けを引き継いだが、それ以上に特徴的だったのがスターティングメンバーの人選だったと同サイトは指摘している。アッレグリ監督は就任した2014-15シーズンから今季の第33節終了時点までの185試合で、システム変更や選手起用法などを含めて180通りのフォーメーションを駆使したという。つまり、一つとして同じように臨んだ試合はないと言っても過言ではない。
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドら、世界的にも実力を認められる選手が集まるクラブだけに、こうした起用法は不満の分散やモチベーションの維持にも役立つのかもしれない。一朝一夕に真似ができるような手法ではないが、ユベントスの強さを支える要素の一端と言えるのではないだろうか。
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