ダービー前に舌戦勃発! スールシャール監督の“警告”にペップ反論「全く当てはまらない」
24日にマンチェスターダービーを控え、ペップは戦術的ファウル要求を否定
マンチェスターの両雄によるダービーを前に、早くも両指揮官が火花を散らしている。マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督が「マンチェスター・シティは手段を選ばずにプレーすると警告した」と前日会見で話せば、これに“ペップ”ことジョゼップ・グアルディオラ監督が反論。場外戦が繰り広げられている。英公共放送「BBC」が報じた。
事の発端はスールシャール監督の発言だ。大一番を前にした前日会見で、宿敵シティの戦い方をチクリと牽制した。
「彼らは選手の足首やかかとに噛みつき、そして蹴ってくるだろう。彼らは我々に簡単にカウンターを許さないだろう。ファウルして止めてくるはずだよ。間違いない。できる限り多くの選手が前線でコミットし、我々を止めに来るだろう」
このスールシャール監督の“警告”に驚きを隠せないのが、シティを率いるグアルディオラ監督だ。「彼がそんなことを言ったのかい?」と相手指揮官のコメントに反論している。
「65~70%近いポゼッションをしている中で、どうやってそんなことをするんだ? (スールシャール監督の発言は)好きじゃないね。私のチームはそんなことはしない。全く当てはまらない」
ペップは選手たちに戦術的ファウルを行うような指示はしていないと真っ向から否定している。
データ分析会社「オプタ」によれば、今季シティが相手陣内においてFKを与えた回数(オフサイドを除く)は170回、一方のユナイテッドが195回。また、今季受けたカードの数はシティがイエローカード38、レッドカード1。ユナイテッドがイエローカード64の、レッドカードが4とむしろ“ダーティ”な印象はユナイテッドのほうが強い。ペップは「10年間の監督キャリアでそのような(戦術的ファウルを選手に要求する)準備をしたことはない」と声高に主張した。
現地時間24日に行われるダービーを前に、両指揮間の意見が真っ向から対立。シーズン終盤に迎える大一番だけに、試合前から互いに緊張感を漂わせている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)