不振のベイル、移籍報道が過熱も“残留希望”か 代理人明言「レアルでとても幸せ」
今季リーガで8ゴール、チーム不振の一因と批判浴びる
レアル・マドリードはジネディーヌ・ジダン監督の再就任後、来シーズンに向けた陣容の見極めに入っている。その中で最も去就が注目されている選手といえば、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルだろう。今シーズン限りでの退団が既定路線と見られているなか、代理人がクラブ側に対して残留希望を伝えたと、スペイン紙「AS」が報じている。
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ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに去った今シーズン、ベイルは“白い巨人”のエースを襲名するはずだった。しかしロナウドの去った穴を埋めきれず、4月23日時点でリーガ・エスパニョーラで8ゴール。決定機を外す場面も散見され、本拠地サンチャゴ・ベルナベウに詰めかけるサポーターからブーイングを浴びるなど風当たりは強い。
代理人のジョナサン・バーネット氏は、レアルのGMを務めるホセ・アンヘル・サンチェス氏と4月上旬にコンタクトを取ったと伝えられ、その際には「彼がもし退団希望で、新天地に行きたいのならば、クラブはベイルの障壁となるつもりはない」との言質を取り、現場サイドでもジダン監督の構想から外れているとの報道が多数を占めている。
ただし、ベイルとバーネット氏の心はマドリードにあるようだ。同紙によると、ベイルはレアル残留の意思を代理人を通じて伝えており、2022年6月まで結んでいる契約をまっとうするつもりなのだという。また、バーネット氏もスペインのテレビ局「デポルテス・クワトロ」に出演し、「レアル・マドリードでとても幸せだ」と明言している。
ベイルはフロレンティーノ・ペレス会長の肝いりで、2013年に加入した経緯がある。加入の際に1億ユーロ(約125億円)を費やしたアタッカーを売却するのか、それとも復活に期待するのか――。ベイルの去就はジダン監督の来季構想にも大きな影響を及ぼしそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)