乾の来季にも影響か アラベス指揮官が“保有元”ベティスの新監督候補に浮上
アラベスの地元紙がアベラルド監督の退団を報じる
アラベスは今シーズンのリーガ・エスパニョーラ序盤戦で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを繰り広げた。後半戦からは日本代表MF乾貴士が加入し、日本でも注目を集めるクラブとなった。そんななか、近年の躍進を支えたアベラルド監督が今季限りでアラベスを去り、来季からベティスの監督候補に名前が挙がっていると、アラベスの地元紙「noticias de Alava」が報じている。
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同紙は、「ヒホン出身の指揮官(アベラルド監督)はメンディソローツァ(アラベスの本距離)のベンチ前を舞台にした仕事を終えることを決心した」「彼はすでに別の道を選び、ここでの滞在を伸ばす気はないという考えをクラブに伝えている」と、アベラルド監督が今季限りでアラベスを去ると報じている。
理由の一つには、今冬の移籍市場があるようだ。アラベスは、イバイ・ゴメス(現アスレティック・ビルバオ)とルベン・ソブリノ(現バレンシア)を売却した。アベラルド監督はその穴埋めとして、複数の選手の名前を挙げて補強を要求したものの、希望通りの人数を揃えることができなかった。より高いレベルの戦いをするためには、このクラブでは限界があること、また来季の序盤で良い成績を残せなければ、立場が危うくなることを理解したうえで、クラブからの1年間の契約延長オファーを断ったという。
アジアカップ終了後のタイミングで、ベティスから期限付き移籍でアラベスに加入した乾は、アベラルド監督の信頼を得てレギュラー格としてプレーしているが、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」はアベラルド監督の新天地候補の一つに乾の保有元であるベティスの名前が挙がったとしている。
「アベラルドはベティスの次期指導者として迎えられる可能性がある。ベティスは21日のバレンシア戦を1-2で落とし、UEFAヨーロッパリーグ出場権獲得の圏外に落ちた。キケ・セティエン監督に対するファンからの厳しい声がベニート・ビジャマリン(ベティスの本拠地)に響いている」と報じている。
ベティスからのレンタルでアラベスに加入している乾。アベラルド監督がベティスに戻れば、2人は異なるクラブで今季のように一緒に仕事をすることになるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)