韓国代表FW、今季飛躍の理由は? 元英代表DF、“メッシ級”のエース離脱が一因と指摘
今季トットナムで絶好調のソン・フンミン ダニー・ミルズ氏がプレーを分析
トットナムの韓国代表FWソン・フンミンは今季、シーズンを通じて好調を維持している。エース級のパフォーマンスを披露してチームをけん引しているが、元イングランド代表DFで現在は解説者を務めるダニー・ミルズ氏は今季飛躍を遂げた要因を、イングランド代表FWハリー・ケインの離脱によるものだと見ている。マレーシアの衛星放送局「Astro Super Sport」のインタビューで、その考えを明かした。
ソン・フンミンは現地時間17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦のマンチェスター・シティ戦(3-4)の前半に、2ゴールを記録した。2戦合計3ゴールを奪い、トータルスコア4-4、アウェーゴール数で上回る形でのクラブ史上初のCL準決勝進出の立役者となっている。その2日後に行われたプレミアリーグ第35節での“再戦”では、0-1で敗れたものの、ハーフウェーライン手前から約50メートルに及ぶドリブル突破を見せてゴールに迫るなど、試合を通して突出したパフォーマンスを見せていた。
一方、トットナムのエースであるケインは、現地時間9日に行われたCL準々決勝第1戦で負傷。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、「詳細は検査結果を待つ必要がある」としたものの、ケインの怪我は今季絶望の重傷となる可能性を示唆していた。同選手は今年1月にも左足首を負傷し、1カ月以上も戦線を離脱している。
「Astro Super Sport」のインタビューに出演したミルズ氏は、共演した元イングランド代表FWダレン・ベントがソン・フンミンについて、「ケインと一緒にピッチに立っている時は“制限されている”ように見える」と話すと、このような見解を示した。
「スーパースターとプレーする時、彼らより少し“劣った”選手の一人だと『よし、彼にボールを渡さなければ』と思ってしまう。彼の場合も『ハリー・ケインがいるから、ボールを渡そう』という考えが時々あったと、私は思う。しかし、ハリー・ケインがいなければ、ソンは違うやり方で(ケインと)変わらないことができるんだ。だから、もっとボールを持つことができる。おそらく、選手たちは彼を最初に見る。そのため、より多くボールに触ることができるんだ」
そして、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを引き合いに、「そういうことだと思うね。自分ではどうにもできないんだ。ズラタンやメッシのような選手とプレーすれば、それが誰だとしても、誰もが瞬間的に彼らにボールを渡すことを考えてしまう」と述べ、ケインと一緒の時のソン・フンミンは意識せずとも“引き立て役”に回ってしまうと語った。
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