ベネズエラ代表FW、度肝を抜く“曲芸テクニック”に海外騒然 「なんて天才だ!」
ヒムナシア19歳FWウルタードが軸足にボールを当て、バックヒールでのシャペウに挑戦
アルゼンチン国内のカップ戦「コパ・デ・ラ・スーペルリーガ」で、魅惑の曲芸が飛び出した。タッチライン際の攻防でマッチアップした相手に対し、軸足のかかとにボールを当て、足をつたわせてバックヒールでのシャペウを披露。19歳の逸材FWに対し、海外メディアも「なんて天才だ!」「ネイマール級」と賛辞を送っている。
舞台は現地時間21日に行われたカップ戦の1次ラウンド第2戦、ニューウェルズ・オールドボーイズ対ヒムナシア・ラ・プラタ戦。第1戦を1-0で勝利したニューウェルズが、前半39分に本拠地で先制点を挙げたが、ヒムナシアが後半に怒涛の反撃を見せ、ウルグアイ人FWサンティアゴ・シルバの2ゴールなどで3-1と逆転勝利。2戦合計スコアでも3-2として、次のラウンドに駒を進めた。
そのプレーが飛び出したのは後半アディショナルタイムだ。2トップの一角でフル出場したヒムナシアのFWハン・ウルタードが左サイドのタッチライン際で、ニューウェルズのアルゼンチン人DFステファノ・カレガリとマッチアップ。19歳のベネズエラ人FWはカットインするようなフェイントを入れた後、相手が間合いを詰めてきた瞬間に右足インステップで左足かかとにボールを当て、足をつたって浮き上がったボールをノールックのまま右足バックヒールで蹴って頭上を抜こうと試みた。
相手のファウル覚悟のハードマークに遭い、自分でボールを拾えなかったが圧巻のテクニックで観る者の度肝を抜いた。
ペルーのラジオ局「RPP」は「なんて天才だ!」と称賛。衛星放送「FOXスポーツ」アルゼンチン版公式ツイッターが「クレイジーだ。ベネズエラ人のウルタードは壮観な贅沢を見せた」と伝えれば、アルゼンチンメディア「infobae」も「ネイマール級の信じられない技がソーシャルネットワークを賑わせている」と紹介している。
ウルタードは今年3月のアルゼンチン戦でベネズエラ代表にもデビューしており、森保ジャパンも出場するコパ・アメリカでそのプレーを目にすることができるかもしれない。