マンU、悪夢の4失点でエバートンに大敗 守護神デ・ヘアもお手上げのスーパー弾
攻撃が噛み合わず守備も4失点、監督正式就任以降のマンUは公式戦1勝4敗と負け越し
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)8強敗退のショックを引きずっているのか。マンチェスター・ユナイテッドは現地時間21日のリーグ戦第35節、敵地エバートン戦で悪夢の4失点を喫し、良いところなく0-4で完敗を喫した。
敵地グディソン・パークに乗り込んだユナイテッド。今季アウェーではなかなか勝てないながら、ホームでは強さを見せるエバートン相手に主導権を握られる展開となった。
前半13分には左サイドのフランス代表DFリュカ・ディニュのロングスローから、こぼれ球をブラジル代表FWにリシャルリソンに豪快なオーバーヘッドシュートを叩き込まれた。守護神GKダビド・デ・ヘアも手を上げただけで全く反応できず。文字通りお手上げというスーパーゴールだった。
さらに同28分にはアイスランド代表MFギルフィ・シグルズソン、後半11分にはディニュがそれぞれペナルティーエリア外から強烈なミドルシュートを叩き込み、エバートンがリードを広げた。同19分には途中出場の元イングランド代表FWテオ・ウォルコットがデ・ヘアとの1対1を確実に沈めて4-0とダメ押しに成功した。
ミッドウィークに行われたCLではバルセロナに敗れ、そのショックを払拭したいはずのユナイテッドだが、攻撃は今ひとつ噛み合わず、ゴールを奪うことはできなかった。
ユナイテッドはこれで直近の公式戦5試合を1勝4敗と大きく負け越しており、オレ・グンナー・スールシャール監督正式就任が決まってから調子を崩している。0-3で敗れたバルセロナ戦に続く大量失点で守備面の課題が浮き彫りとなっているなか、データ会社「オプタ」によれば、守護神デ・ヘアはこれで今季のプレミアリーグでエリア外からの失点が「8」に増加。これは2013-14シーズンの「9」に次ぐ多さで、ここ最近のチームの不調を象徴するような数字となっている。
勝ち点64で足踏みの6位ユナイテッドは5位浮上のチャンスを逃した。5位チェルシー、4位アーセナル(1試合未消化)とは勝点2差がついており、トップ4入りに向けて手痛い敗戦となった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)