浦和の武藤が真骨頂の一撃 視察したハリル監督も「素晴らしいゴール」と絶賛

得意のワンタッチで決めた芸術弾

 節目の試合を自らのゴールで飾った。24日のFC東京対浦和の一戦で、浦和のMF武藤雄樹が1-0で迎えた前半14分にゴール。J1通算100試合出場のゲームで、自ら祝砲を上げた。試合は両チームが点を取り合う展開になり、浦和が4-3で勝利している。

 武藤は自身にとってのメモリアルゲームを前に、「僕は仙台にいた時に途中出場で随分と稼いだので」と冗談めかしていたが、「100試合というのは選手として一つの節目。この終盤戦は1ゴールを奪うと、3ゴール分くらい自信がつく。簡単なゲームにはならないが、狙っていきたい」と意気込んでいた。それも、自らの代名詞になりつつある「ワンタッチ」でのゴールだった。

 前半14分、U-22日本代表に初選出された浦和のMF関根貴大が右サイドからドリブルで持ち込み、中央の日本代表MF柏木陽介につなぐ。相手のプレッシャーを受けた柏木は、苦しい体勢になりながらも、自身の左にサポートしていた武藤にボールをつないだ。すると、中央やや左サイド、ペナルティエリアのライン上の位置から武藤がダイレクトで右足を振り抜く。インフロントに掛かったボールは、鮮やかな曲線を描いてゴール右上隅に決まった。

 この試合を視察していた日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督も、試合後に「素晴らしいゴールだった」と絶賛するほどの芸術的な一撃だった。

 

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