衝撃の「サンダーボルト」が決め手 元JリーガーのフッキがCL第3節MVPに選出
唯一の3連勝を導いた一撃は、CL通算6900点目
ゼニトのブラジル代表FWフッキが、UEFA公式サイト選定のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第3節最優秀選手に選出された。ゼニトは参加32チーム中唯一の開幕3連勝を飾った。その中でもフッキは、フランスの強豪リヨンを相手に鮮烈な左足ミドルを決める活躍を見せ、チームをけん引している。
フッキは、1-1の同点で迎えたリヨン戦の後半11分、センターライン付近でパスを受けると、ディフェンダー2人を強靭なフィジカルとスピードではね退けて、ドリブルで中央突破。ゴール正面約30メートルの位置から左足の強烈なミドルを突き刺し、チームに貴重な勝ち越し点をもたらした。
CL通算6900点目となった強烈な一撃は、公式サイトが「サンダーボルト」と称し、「マーベラスな長距離砲」と絶賛。この活躍が決め手となり、ベスト・プレーヤーに選出された。
またベスト・チームには、バイエルンを撃破したアーセナルが選ばれた。開幕2連敗スタートと苦しいスタートを切ったアーセナルだったが、グループ最大の難敵とも言えるドイツ王者を2-0で撃破した。
ベスト・ゲームはCL史上最多得点でのドローゲームとなったレバークーゼン対ローマの一戦。レバークーゼンは“チチャリート”ことFWハビエル・エルナンデス、ローマは主将のMFダニエレ・デ・ロッシがそれぞれ2得点を挙げるなど得点の取り合いとなった一戦は、4-4のドローで痛み分けとなった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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