ユベントスが欧州5大リーグ初の金字塔 セリエA最速タイでリーグ8連覇を達成
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フィオレンティーナを2-1で破り、5試合を残してリーグ優勝
イタリア・セリエAで王者ユベントスが現地時間20日の本拠地フィオレンティーナ戦で2-1の勝利を収め、前人未到の8連覇を達成した。5試合を残しての優勝はセリエA最速タイで、8連覇は欧州5大リーグで初の記録となった。
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ユベントスは16日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でアヤックスに敗れ、ベスト8で姿を消した。序盤からそのショックを感じさせるような試合運びで、前半6分にはセルビア代表DFニコラ・ミレンコビッチにゴール前のこぼれ球を蹴り込まれて0-1とビハインドを背負った。
それでもユベントスは前半37分、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチの右コーナーキックをニアサイドでブラジル代表DFアレックス・サンドロが低空ダイビングヘッドで押し込んで同点。フィオレンティーナのFWフェデリコ・キエーザに2度にわたってゴールポスト直撃のシュートを放たれる不安定な出来ながら、1-1の同点で前半を終えた。
するとユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は後半からドイツ代表MFエムレ・ジャンを最終ラインに下げる3バックに変更。試合運びの安定感を取り戻すと、後半8分には右サイドでボールを受けたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが一気に縦に突破。ロナウドによる中央への速い折り返しをフィオレンティーナDFヘルマン・ペッセッラがオウンゴールとしてしまい、2-1とユベントスがリードを奪った。
残り時間はフィオレンティーナの勢いが減退。ユベントスも追加点こそ奪えなかったが2-1のまま試合を締めくくり、通算35回目となる8連覇を決めた。5試合を残しての優勝は2006-07シーズンにインテルが記録したのに並ぶセリエA最速タイ記録で、8連覇はイングランド、スペイン、ドイツ、フランスと合わせた欧州5大リーグでは初の達成という金字塔になった。