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ゲームメーカー香川の存在感 ELガバラ戦のパス関連データでドルトムント1位を記録
パスレシーブ数102回 中盤で頻繁に顔を出す
ボール支配率72対28――。22日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループステージで、ドルトムントはガバラ(アゼルバイジャン)を相手に圧倒的にボールを保持。敵地で3-1の勝利を収めて勝ち点を7に伸ばし、3節終了時点でグループC首位に立っている。
その一戦で日本代表MF香川真司は、前半31分に左サイドでの自らのインターセプトからオーバメヤンの先制点を導くと、7分後にはペナルティボックスの外で相手に囲まれながら、ワンタッチで正確なリターンパスをオーバメヤンに通して2点目をアシスト。2ゴールに絡む活躍で勝利に貢献したが、攻撃の中心となっていたのは数値でも表れた。
敵地ながら、チーム全体の「パス数」でも838対349と相手を圧倒したこの試合。香川は「パスレシーブ数」102回と、チーム内でトップの数値を記録し、中盤で頻繁に顔を出してボールを受けた。平均プレー位置とチーム内で10本以上のパスがつながったことを示す[図1]を見ても、香川はパク・チュホ(21本)、バイグル(18本)、フンメルス(16本)、ギュンドアン(11本)と、攻撃陣のなかではチーム最多の4人から10本以上のパスを受けている。
また「パス数」107本も、バイグルと並んでトップタイの数字だった。[図1]を見ると、左サイドでパク・チュホ(14本)、ロイス(13本)にパスを供給し、攻撃の起点となっていたことがよくわかる。さらに「攻撃アクション」の回数も132回で、これもチームトップ。間違いなく、攻撃のリズムを生むゲームメーカーとして存在感を発揮した。
[図1] ドルトムントの平均プレー位置と10本以上のパス
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