EL得点ランクトップのチェルシーFWジルーが退団示唆 「2番手に満足していない」
今季ELで9得点もバックアッパー扱いに不満を隠さず 「もっとプレーしたい」
チェルシーに所属するフランス代表FWオリビエ・ジルーは、今シーズン限りでクラブとの契約が満了を迎える。チェルシーは契約を延長するオプションを持つが話し合いは進んでおらず、ジルーは退団を希望しているという。英紙「デイリー・ミラー」は報じた。
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昨夏、フランス代表の一員としてロシア・ワールドカップを制したジルーだが、今季のプレミアリーグで先発したのは、わずか7試合だけ。6月には契約満了を迎えるが、仮に今後、契約延長に向けた話し合いの場を持つことになっても、ジルーはサインをする前に自身の起用を保証してほしいと考えているようだ。
ジルーは、「2番手でいることに満足していない。僕にとって重要なのは、より多くの出場時間だ。僕は競争者であり、もっとプレーしたいんだ」と、不満を隠さない。
「これからどうなっていくか分からない。クラブと話し合わないといけない。ここにいられることは嬉しく思っている。ただ、楽しみたいんだ。まだ引退したくはない。シーズンが終わる前に話し合いをしなければいけない。ここで達成してきたことを見れば、クラブがもう1年の契約延長を望まない理由はないだろう。ただ、僕も幸せでなければいけないんだ」
実際に、そう主張できるだけの結果も残している。今季、前半戦はスペイン代表FWアルバロ・モラタ、後半戦はアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインのバックアップとして扱われているジルーだが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)では9得点を挙げて大会の得点ランキングでトップに立っているからだ。
「競争者である以上、キャリアで難しい時期に差し掛かった時も、苛立ちを自分自身のなかに留めて、ピッチ上での前向きなエネルギーに転換しなければいけない。信じてほしい。僕は2番手に満足していない。だから、来年はもっと重要な役割を与えてもらう必要があると言っているんだ」
現在、FIFA(国際サッカー連盟)から下される補強禁止の処分延期を要求しているチェルシーは、ピッチ外に解決しなければならない問題が多くありそうだ。
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