リオ五輪への“最終兵器” 空気を読まない浦和の突貫ドリブラーがサバイバルに参戦
ラストチャンスに懸ける思い
それでも、五輪への道は頭にある。
「チャンスは最初で最後。目の前で何ができるかを示したいです。チームのためにどう頑張れるか。結果だけでなく、そこを見られると思う。自分の力を出し切って、やり切っていきたい」
1996年のアタランタ大会から5大会連続で出場している五輪では、前回のロンドン大会で4位に入賞する躍進も見せた。しかし、アジアの上位3チームのみが出場権を得られるリオ五輪への道は決して平たんではない。サイドを切り裂くスピードスターは、持ち前の「空気を読まないプレー」で手倉森ジャパンの最終兵器になる。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images