フランクフルト長谷部、決死の“スーパークリア”がブンデス公式で「ヒーロー」認定
アウクスブルク戦の後半14分、GKトラップが飛び出したピンチで頭でシュートをクリア
ゴールを決めるだけがヒーローじゃない――。ブンデスリーガ公式ツイッター英語版は、そう主張する文言とともに、フィールドプレーヤーが好クリアを見せるシーンを厳選。フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が頭でゴールを死守するシーンに、現地実況も「クーール!」と賛辞を送っている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
フランクフルトは現地時間14日のリーグ第29節アウクスブルク戦、前半14分に左サイドのクロスをポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアが打点の高いヘッドで仕留めて先制。しかし、その後アウクスブルクに2点を奪われて逆転を許すと、後半開始早々にスイス代表MFジェルソン・フェルナンデスがこの日2枚目のイエローカードで退場処分となり、数的劣勢の苦しい戦いを強いられる。
迎えた後半14分だった。フランクフルトはペナルティーエリア内に侵入され、ドイツ代表GKケビン・トラップが飛び出すもかわされて大ピンチ。アウクスブルクの元韓国代表MFク・ジャチョルにフリーでシュートを放たれたなか、リベロで先発出場した長谷部が間一髪回り込み、ゴールライン手前で頭でクリアし、そのボールは守護神トラップがキャッチして難を逃れた。
結局、後半39分に3点目を奪われ、リーグ戦では約4カ月ぶりの敗戦となったが、ブンデスリーガ公式ツイッター英語版が「ゴールを決めるだけがヒーローじゃない」と綴り、フィールドプレーヤーの好クリアシーンを厳選した動画の中に長谷部のプレーは収録され、実況も「クーール! 長谷部がライン上で力強さを見せ、ケビン・トラップの腕に収めた」と伝えていた。
UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の4位につけるフランクフルト。長谷部の存在価値は、試合を重ねるごとに増すばかりだ。