マンU監督スールシャール、バルサに脱帽 「真の伝統を取り戻すためには…」
CL準々決勝は2戦合計0-4の完敗 「彼らのほうが数段上のレベル」と認める
マンチェスター・ユナイテッドはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でバルセロナとベスト4の座を懸けて対戦したが、2戦合計スコア0-4の大敗で苦杯をなめる結果となった。敵地で0-3の敗戦を喫した現地時間6日の第2戦が終わり、指揮官のオレ・グンナー・スールシャール監督は「彼らのほうが数段上のレベルだった」と悔しさをあらわにした。英公共放送局「BBC」が報じている。
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ユナイテッドは本拠地での第1戦で0-1と敗れた状況で、敵地に乗り込んだ。スールシャール監督が現役時代の1998-99シーズン決勝、アディショナルタイムの2得点でバイエルン・ミュンヘンに逆転勝ちを収めてビッグイヤーを獲得した場所であるカンプ・ノウで、奇跡の再現を狙った。しかし、その夢はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシらタレントを擁するバルセロナの前に儚く散ることになる。
前半16分と20分に立て続けにメッシに得点され、その差が大きく開くと、後半16分にはブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョがダメ押し弾をマーク。バルサ相手に1ゴールも奪えないまま敗れる結果となった。
「マンチェスター・ユナイテッドが真のレベル、真の伝統を取り戻すためにはバルセロナに挑戦しなければならない。この2試合では、彼らのほうが数段上のレベルだった」
試合後、スールシャール監督はこのように語り、相手との間に決定的な差があったと振り返った。イングランド1部で史上最多20回の優勝を誇る名門も、2012-13シーズンを最後にリーグタイトルからは遠ざかっており、復活のためにはバルセロナのレベルに到達しなければならないと実感したようだ。
さらに、指揮官は「リオネル・メッシはトップクオリティーを持ち、彼が違いになったと言わざるを得ない」「彼は格が違う。彼とクリスティアーノ・ロナウドはこの10年間、世界最高の選手で、それは誰もが同意する」と語るなど、2得点を挙げた相手エースのメッシに脱帽。「2-0となった時点で、ゲームオーバーだった」と完敗を認めた。
ユナイテッドは2008-09シーズン、そして2010-11シーズンにはCL決勝でもバルセロナに敗れている。復活を期す“赤い悪魔”にとって、バルセロナが大きな障壁として立ちはだかっている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)