ビッグクラブが興味…ローマの伊代表19歳MF インテルが“移籍金15%”を得る契約か
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バイエルンからオファー報道のローマMFザニオーロ、昨夏放出のインテルにも利得?
ローマのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロは来季に向けてメガオファーが舞い込みそうな気配だが、移籍が成立した場合には他にも移籍金を受け取れるクラブがあるという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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現在19歳のザニオーロは昨年夏にインテルからローマに移籍。将来有望な若手に対して移籍金450万ユーロ(約5億6000万円)という条件は、インテルの失敗だったという批判も根強い。一方で、インテルは最低限のリスクヘッジとして、ザニオーロが次の移籍をした際にローマが受け取る移籍金のうち15%を得られる契約を結んでいると伝えられている。
ザニオーロに対しては先日、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンが5000万ユーロ(約65億円)のオファーを用意していると報じられた。仮にこの金額で移籍が成立した場合、インテルは750万ユーロ(9億4000万円)を受け取ることになり、ローマに放出した時の金額と併せれば1200万ユーロ(約15億円)をザニオーロの移籍によって得ることになる。
インテルの立場から見れば、昨夏の時点でザニオーロを手元に置いておくのがベストチョイスだったかもしれない。しかし、ローマから国外のビッグクラブに移籍すれば、ライバルから貴重な戦力が抜けたうえに移籍金の一部も手にできるという点で、決して悪い話ではないという見方もある。
いずれにせよ、ローマの財政的な問題は来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)への出場権を得られるかによって大きく変わる。現在勝ち点54で5位のローマは、CL出場権獲得圏内4位のACミランを勝ち点1差で追っているが、その一方で6位アタランタが勝ち点1差で迫っている。
すでにイタリア代表の将来を担うと評判のザニオーロを巡る交渉は、来季に向けた移籍市場でも注目ポイントの一つ。そして、インテルもその行方を見守っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)