観客席にボールを蹴り込む蛮行で大乱闘 米メディア「ファンは顔面から出血し呆然」
MLSで起きた蛮行が波紋 NYレッドブルズのMFロメロがシュート性のボールを蹴り込む
メジャーリーグサッカー(MLS)で、選手が至近距離で観客席にボールを思い切り蹴り込み、乱闘騒ぎに発展する騒動が起きた。ニューヨーク・レッドブルズのパラグアイ代表MFアレハンドロ・ロメロが、スポルティング・カンザスシティ戦で見せた蛮行が波紋を呼んでいる。
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アウェーに乗り込んだNYレッドブルズは前半24分に先制点を許すも、後半7分にMFダニエル・ロイヤーが同点弾を決め、さらに同30分にFWブライアン・ホワイトが勝ち越しゴールを奪った。しかし、同43分に失点し2-2の同点に追いつかれると、後半アディショナルタイムにロメロがスタジアムを騒然とさせる大騒動を起こす。
ボールがタッチラインを割った際に苛立ちを見せていたロメロが、足もとに転がってきたボールを、怒りに任せて観客席に向かって思い切り蹴り込んでしまう。この行為に激怒したカンザスシティの選手たちがロメロにつかみかかると、両チーム入り乱れる乱闘騒ぎへと発展。その後、主審はロメロにレッドカードを提示し、一発退場を宣告した。
観客席にボールを蹴り込むという蛮行に、米スポーツ専門局「ESPN」は現地からの情報として「ボールに激突したファンは顔面から出血し呆然としていた。また、治療も受けることになった」と伝えている。
ロメロは試合後に、公式ツイッターに謝罪文を掲載。「自分の行為を謝罪させてもらいたい。自分自身に苛立ちを感じていて、受け入れがたい方法でフラストレーションを発散させてしまった」と反省の弁を述べている。度が過ぎた蛮行により、近日中にクラブやリーグから、さらなる処分が下る可能性が高そうだ。
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