「165億では誰も手を出さない」 ベイルの移籍金を伊記者が予想「レアルも76億なら…」
今夏放出の噂が絶えないベイル レアル側は76~88億円のオファーで応じると予想も…
レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、レアルでの6シーズンでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を4回制覇、リーガ・エスパニョーラ優勝も1度経験。2017-18シーズンのCL決勝では、歴史に残るオーバーヘッドキックによる一撃を決めるなど、数々のタイトル獲得に貢献してきた。
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しかし、得点源だったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに去った今季、ベイルは新エースとしての活躍が期待されたが、ここまでリーグ戦26試合8得点、CL7試合3得点と思うような成績を残せず、チームも無冠が濃厚となっている。リーグ第31節のエイバル戦(2-1)では、後半32分に交代でピッチを去る際に、本拠地サンチャゴ・ベルナベウのサポーターからブーイングを浴びせられるなど、非難の矢面に立っており、今夏の退団の噂も盛んに報じられている。
イタリア人ジャーナリストのガブリエル・マルコッティ氏は、米スポーツ専門局「ESPN」で、ベイルが移籍する場合の金額を次のように予想している。
「彼のエージェントのジョナサン・バーネットは、きっと(移籍金)1億3000万ユーロ(約165億円)というような数字や、相応の給料を欲しいと思っているだろうが、現実はそんな高額に手を出すクラブは世界中のどこにもないと思う。もしかしたら、広報戦略かなんかで、中東や中国ならあり得るかも知れないが。なぜなら、ギャレス・ベイルと契約するクラブは、彼の給料を3年間は背負わなければならない。ベイルの給料は週給60万ポンド(約8800万円)近くと超高額で、彼の年齢を考えるとそれを正当化するのは非常に難しい」
そして同氏は、「レアル・マドリードも、おそらく少なくとも6000~7000万ユーロ(約76~88億円)なら、彼をギフト用に包装して、喜んで手放す可能性もあると私は思う」と私見を述べたが、その場合は「ギャレスが行きたいと思うかが疑問だが」と続けた。
先頃にスペイン紙「AS」が報じたところによれば、レアルは今夏のベイル放出に向けて交渉金額を1億3000万ユーロ(約165億円)に設定したという。果たして、その金額で名乗りを上げるクラブは現れるのだろうか。今夏の動向に注目が集まる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)