「世界のどんな相手にも…」 ノジマステラ國武愛美、なでしこJ経験で目覚めたCBの矜持

國武は“試合中の修正力”に成長を感じている【写真:Football ZONE web】
國武は“試合中の修正力”に成長を感じている【写真:Football ZONE web】

「攻守の選手同士で切磋琢磨していければ、ノジマステラはもっと強いチームになれる」

 中断期間に入るまでは、「1対1の場面とかであまり行けていなかった」と振り返るが、新潟L戦からは「FWやトップの選手に入るのは全部潰していこう」と意識して、チャレンジ&カバーを徹底していたという。それは、國武自身のコンディションが上がっている証でもあるだろう。野田監督も國武に大きな期待を寄せている。

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「國武はシーズン始動時、怪我が長引いてなかなか合流できなかったので少し出遅れていました。でも、今はコンディション、戦術的な感覚も含めて全部戻ってきた。(チームの)中心になって、櫻本とのコンビもだんだん合ってきて、徐々に良い状態になってきていると思います」

 昨年、なでしこジャパンで強豪ブラジルなどと対戦したことで、「サッカーに向き合う意識がまったく変わった」という。自分なりに成長を感じているのは、“試合中の修正力”だと國武は語る。

「試合が終わってからのここをどうしたら良かったではなくて、試合中に(課題を)改善できるようになったかなと思います。世界の舞台に立てば、相手は速くてフィジカルもある選手がたくさんいる。そういう一人ひとり違う特徴を持つ、どんな選手が相手でも対応できるようになりたい。FWや前線の選手が点を取ってくれると、こっちも絶対に守らないといけないという気持ちにもなる。攻守の選手同士、コミュニケーションをとって助け合いながら切磋琢磨していければ、(ノジマステラは)もっと強いチームになれると思います」

 なでしこリーグ3年目、伸びしろ十分の國武がどのような成長曲線を描くのか楽しみだ。

 

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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