「世界のどんな相手にも…」 ノジマステラ國武愛美、なでしこJ経験で目覚めたCBの矜持
なでしこリーグ3年目、デビューからリーグ戦全試合スタメン出場と守備の要として君臨
なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部ノジマステラ神奈川相模原は今季、野田朱美新監督を迎え、日テレ・ベレーザとINAC神戸レオネッサの2強体制に割って入る目標を掲げている。攻撃の要がFW大野忍やMF田中陽子なら、守備の要の1人がDF國武愛美だ。加入からリーグ戦全試合出場を続ける3年目のセンターバックは、「世界のどんな相手にも対応できるようになりたい」と大きな目標を掲げている。
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高校女子サッカーの名門・日ノ本学園高出身の國武は、武蔵丘短期大を卒業した2017年にノジマステラ入り。1年目からセンターバックのレギュラーに抜擢され、デビューからリーグ戦39試合連続スタメン出場中と守備を牽引。2018年にはなでしこジャパン(日本女子代表)デビューも果たし、今年1月のなでしこチャレンジのトレーニングキャンプにも招集されている。
ノジマステラは今季、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースからDF櫻本尚子が加入。國武はリーグ戦開幕3試合、そして4月13日に行われたリーグカップ第2節アルビレックス新潟レディース戦(2-1)と、公式戦すべてでセンターバックのコンビを組んできた。新潟L戦ではリスタートからのカウンターで最終ラインの裏にスルーパスを通され、目の前で失点する悔しさを味わったが、コンビネーションは良好だという。
「新潟戦はスカウティングで、2トップで来るなかで上尾野辺(めぐみ)選手が嫌なポジションに落ちてきたりすると言われていました。そこを潰せたら一番良かったですけど、自由に入られた場面もあったので、行けない時はしっかりリトリートしてゾーンで守ってというのを臨機応変にやろうと意識していました。今年はサクさん(櫻本)が入ってきてくれたこともあるので、センターバックとして2人で一番後ろからしっかり全体を見て、周りの選手を動かしながら、ピンチは絶対に防がなきゃいけないなと。まだ課題はありますけど、2人で話しながらいい感じでやれていると思います」