英で衝撃シーン! 相手の顔に“キス”で警告…珍事の決定的瞬間に反響「型破り」「奇妙」
バーンリーFWバーンズ、口論のカーディフDFベネットの鼻先にキスでイエローカード
イングランドのサッカー史において珍しいイエローカードが出た。現地時間13日のプレミアリーグ第34節バーンリー対カーディフ(2-0)の一戦で前半終了間際、両軍の選手が口論を繰り広げたなか、感情が高ぶったなかで顔にキスをしてイエローカードを提示される珍事が起きている。
試合は前半31分、右CKに頭で合わせたニュージーランド代表FWクリス・ウッドの一撃でホームのバーンリーが先制。カーディフも反撃に出るなかで球際での攻防は激しさを増していく。前半終了間際、右サイドからバーンリーの10番FWアシュリー・バーンズがドリブル突破を図ったなか、カーディフDFジョー・ベネットがタックルで阻止。両者は激しく交錯し、バーンリーにFKが与えられた。
注目を集めているのは直後のシーンだ。球際で接触したバーンズとベネットがヒートアップし、両者ともに歩み寄って口論に発展。怒気を帯びた表情の2人が顔を近づけて威嚇し合い、両者の顔が密着した。その際にバーンズが口を突き出すと、何を思ったのかベネットの鼻先にキス。その行為を二度繰り返してからその場を去った。
ドリブルを止めたベネットにイエローカードが提示された一方、バーンズも口論中のキスによりイエローカードを受けている。このシーンを海外メディアも大きく取り上げ、英紙「ザ・サン」は冗談交じりに「リップサービス」と記し、「バーンズが二度のキスでみんなを驚かせた」と伝えた。また英メディア「スポーツ・バイブル」も「プレミアリーグの歴史において型破りなイエローカード」と報じ、「主審も最も奇妙なイエローカードを提示しなければならなかった」と続けている。
試合は終了間際、ウッドがこの日2ゴール目を決めてバーンリーが2-0と勝利したが、その結果以上に珍イエローカードが脚光を浴びているようだ。