なでしこ永里、海外挑戦を続ける意義と揺るがぬ流儀 「意識している」男子選手とは?

「国を代表しているという気持ちがある」と英語で受け答えをする理由を話してくれた【写真:Getty Images】
「国を代表しているという気持ちがある」と英語で受け答えをする理由を話してくれた【写真:Getty Images】

「同じ日本人として、サッカーだけでなく言語でも刺激し合える人がいることは大きい」

 オーストラリアでプレーし、現地のメディアに対しても英語で受け答えする。その姿は、男子サッカー界を牽引してきた、1歳年上のメルボルン・ビクトリーMF本田圭佑に通ずるものがある。永里にとって、本田は刺激を受ける「貴重な存在」だという。

「本田さんのことは結構意識しています。負けないぞ、って(笑)。同じ日本人として、サッカーというフィールド(分野)だけでなく、言語でも刺激し合える人がいることは私にとってはすごく大きいです」

 かつて目標の一つに掲げた「海外10年」をクリアした時、何を“次なるゴール”に設定するのか。再びアメリカに戻って戦う永里の2019年から目が離せない。

[PROFILE]
永里優季(ながさと・ゆうき)

1987年7月15日生まれ、神奈川県出身。168センチ。日テレ・ベレーザ―ポツダム(ドイツ)―チェルシー(イングランド)―ヴォルフスブルク(ドイツ)―フランクフルト(ドイツ)―シカゴ・レッドスターズ(米国)―ブリスベン・ロアー(豪州)―シカゴ・レッドスターズ。日本女子代表通算132試合58得点。2011年のなでしこジャパン世界一を知る日本女子サッカー史上屈指のストライカー。期限付き移籍した豪州のブリスベン・ロアーでは1トップ、トップ下、サイドでプレーするなど、プレーヤーとして進化を続けている。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング