「一見、ファウルに見えたが…」 マンU救ったPK判定に英紙が疑惑の目「誤審を説明」
2つのPKで勝利を手繰り寄せたユナイテッド 英紙は「物議を醸す判定」と指摘
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間14日、プレミアリーグ第34節でウェストハムと対戦し、2-1で勝利を収めた。2本のPKを決めて辛勝したユナイテッドだが、英紙は前半に与えられた一つ目のPKのジャッジに疑惑の目を向けている。
トップ4争いを制するうえで取りこぼしが許されないユナイテッドだったが、前半10分に相手MFフェリペ・アンデルソンにネットを揺らされるも、際どいオフサイド判定によって救われた。さらに同17分、MFフアン・マタがペナルティーエリアのライン上で転倒させられ、PK獲得に成功する。これを同19分にMFポール・ポグバが決めて先手を取った。
しかし、このジャッジが英紙で物議を醸されている。英地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」は「一見、そのチャレンジはファウルに見えたが、リプレーでは異なるストーリーが映し出されていた。両者の間では最小限の接触にとどまっており、さらにウェストハム側がボールに競り勝っていた」と紹介しており、「元レフェリーのピーター・ウォルトン氏は、このジャッジが誤審であったことを説明している一方、主審を務めたグラハム・スコット氏にとっては難しい判断であったことも認めている」と伝えている。
また、英紙「フットボール・ロンドン」も「物議を醸す判定」と紹介していた。
その後、ユナイテッドは1-1に追いつかれるも、後半35分にFWアンソニー・マルシアルがペナルティーエリア内で転倒させられ、PKを獲得。これを再びポグバが決め、決勝ゴールとなった。英メディア「GIVE ME SPORT」は「ユナイテッドは今季プレミア最多となる12度のPKを与えられた」と綴っている。勝ち点3を上積みし、トップ4争いに踏み止まっているユナイテッドだが、先制点となったPK判定には懐疑的な視線が向けられている。
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