「ジダンも夢中」 チェルシーMFアザール、華麗な“エラシコ風”股抜きに海外紙も注目
EL準々決勝スラビア・プラハ戦で対峙した相手を巧みなテクニックで翻弄
チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールは、現地時間11日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦のスラビア・プラハ戦(1-0)で華麗な股抜きを見せ、大会公式ツイッターによる同日の「ベストスキル」に選出された。スペインメディアも「ジダンが夢中にならないわけがない」と、移籍が噂されるレアル・マドリード監督の名前を出して注目している。
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試合はスコアレスドローでの決着も考えられたなか、チェルシーが後半41分にブラジル代表FWウィリアンの絶妙なクロスからスペイン代表DFマルコス・アロンソがヘディングシュートを決め、敵地で辛くも勝利を手にした。
そのなかで、後半14分から途中出場したアザールが試合終了間際に魅せた。自陣でボールを拾いドリブルを開始したアザールは、スラビア・プラハの選手2人からプレッシャーを受け、左サイドのタッチライン方向に追いやられる。しかし、アザールはすかさず右足アウトサイドで右へ急激に方向展開。直後にボールを右足インサイドで縦に出し、目の前のチェコ代表DFアレックス・クラールの股下を突破。そして自身も相手選手2人の間を縫って抜け出し、鮮やかに置き去りにしてみせた。
カバーに来た相手もスピードで交わしたところでファウルを受けてプレーはストップしたが、“エラシコ風”股抜きはEL公式ツイッターの「4月11日ベストスキル」に選出された。
スペイン紙「AS」は「ジダンも夢中にならないわけがない。90分、アザールの素晴らしさが爆発した」とアザールの憧れの人物であるレアルのジダン監督を引き合いに出して描写。「スラビア・プラハとのヨーロッパリーグで、アザールは最大3人のライバルを翻弄した」と伝えた。スペイン紙「マルカ」も「加速、股抜き……彼は素晴らしいスタートでフィールドに飛び込んだ」と動画付きで紹介している。
今季リーグ戦32試合16得点と好調を維持しているアザールの勢いは、しばらく止まらなそうだ。
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