「間違いを犯しやすく、不完全」 マンUへの高額移籍も噂されるナポリDFを英紙酷評
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ナポリDFクリバリ、2失点に絡む EL準々決勝第1戦でアーセナルに0-2敗戦
ナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリはヨーロッパのメガクラブが獲得を狙う注目株で、リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク級の高額での移籍が予想される選手でもある。しかし、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦のアーセナル戦(0-2)のパフォーマンスを受けて、英国メディアはクリバリに「万能薬にはならない」「間違いを犯しやすい」と厳しい視線を送っている。
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クリバリの所属するナポリはEL準々決勝第1戦でアーセナルと対戦。ロンドンのエミレーツ・スタジアムで行われた試合は、ウェールズ代表MFアーロン・ラムジーの先制点などで、ホームのアーセナルが2-0で先勝する結果となった。
英紙「デイリー・メール」は、プレミアリーグのメガクラブのターゲットと噂されるクリバリに注目し、前半14分に失点するまでは高いパフォーマンスを披露していたと指摘する。しかし、クリバリは先制点の場面ではフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットに股を抜かれて決定的なパスを許したうえ、同25分の2失点目は自らのオウンゴールで献上する形となった。
好調時の出来は「ファン・ダイクのよう」と評され、今や“世界最高のセンターバック”との呼び声高いオランダ代表DFとも比較されるクリバリだが、安定感には欠けると見られている。記事では「(アーセナル戦は)素晴らしいスタートを切ったが、2つのゴールシーンのエラーは、彼が間違いを犯しやすく、不完全であることを示していた」と言及された。オウンゴールは相手のシュートをブロックしたディフレクションがゴールに向かう不運なものだったが、厳しい指摘がなされている。
ビッグクラブから引く手あまたのクリバリの移籍金は、DF史上最高額のファン・ダイクと同等ともいわれている。マンチェスター・ユナイテッドが新たなディフェンスリーダーとして獲得するのではという噂もあるが、「クリバリに7500万ポンド(約110億円)をつぎ込むことは、苦しむユナイテッドの万能薬にはならない」と逆風が吹いている。
セリエA屈指のDFとして名を上げた27歳のクリバリは、「第2のファン・ダイク」になることができるのだろうか。