長期離脱のロッベン、ピッチに戻れないままバイエルン退団か 「何が問題か分からない」
二度の復帰失敗もあり「フラストレーションを溜めている」
現在、怪我で離脱中の元オランダ代表FWアリエン・ロッベンは、バイエルンの一員として再びピッチに立てないまま、クラブを退団することになるかもしれない。何度も練習に復帰しようとしてはそのたびに故障が再発しており、本人もフラストレーションを溜めている。「スカイスポーツ・オーストリア」がコメントを伝えた。
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ロッベンが最後に公式戦に出場したのは、11月27日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節のベンフィカ戦。この試合では2得点を挙げるなど存在感を発揮し、5-1での勝利に貢献した。しかし、ピッチ上で躍動するロッベンが見られたのはこれが最後。以降、約5カ月にわたり、太ももやふくらはぎの怪我により、欠場が続いている。
こうしたなか、同選手は「今季中に再びバイエルンでプレーできるか自分でも分からない」とコメント。「実際、どうなっているのか分からず、フラストレーションが溜まっている」と、復帰が叶わない現状を嘆いた。
ロッベンは筋肉系の故障と見られているが、どこに原因があるのかつかめない日々が続いているようだ。同選手は今年の2月半ば、ドイツ紙「ビルト」に対してこう語っていた。
「本当にイライラする。すべてにトライし、すべてをやっている。それなのに何が問題なのかはっきりと分からず残念だ。これまで二度復帰に近付いたけど、いずれも怪我の再発があった」
ロッベンは負傷が再発するたびに新たな復帰目標を設定してきた。最近では3月13日のCL決勝トーナメント1回戦第2戦・リバプール戦を見据えてリハビリに取り組み、チーム練習にも復帰できた。しかし、それもわずかな時間でストップし、復帰は叶わなかった。そこから4月6日の国内リーグ、ドルトムントとの頂上決戦に照準を当てるも、怪我の状態は良くならず、現在はチーム練習に合流できていない状況にある。
今季限りでバイエルンを退団するロッベンは、もちろんこのままでは終われないと思っているだろう。「ビルト」紙は、同選手を愛するファンも、彼がバイエルンでの“最後の戦い”に負けないことを願っているとコメント。それは“時間”との戦いだと綴っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)