「まだ50%-50%」 アーセナルのエメリ監督、EL準々決勝ナポリに先勝も慢心なし
アーセナルが先勝 敵将アンチェロッティは逆転に自信「まったく違ったものに…」
アーセナルは現地時間11日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦でナポリ相手に2-0と勝利した。ホームでの第1戦でアウェーゴールを許さずに勝利したものの、ウナイ・エメリ監督は「まだ50%-50%」と次戦への警戒心を強めている。英公共放送局「BBC」が報じた。
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本拠地エミレーツ・スタジアムにナポリを迎えたアーセナルは、序盤から主導権を握る。前半14分には中盤でパスカットして速攻を仕掛け、最後は来季のユベントス入りが内定しているウェールズ代表MFアーロン・ラムジーが先制ゴール。さらに同25分にも、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリのオウンゴールを誘発し、前半を2点リードで折り返した。
後半に入ると、アウェーゴールを目指すナポリも攻勢に出る。しかし、後半27分にイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェのチャンスメークから、ポーランド代表FWピオトル・ジオリンスキが得たチャンスを決められないなど、得点を挙げられなかった。このまま2-0で逃げ切ったアーセナルが、価値ある勝利を収めている。
初戦を終えて、大きなアドバンテージを得たように見えるアーセナルだが、エメリ監督は第2戦の重要性を強調している。
「第1レグで良い結果を残すことは、非常に重要だった。我々は勝利に値したが、敵地での試合はとても難しいものになる。ナポリはホームゲームで非常に強い。試合に勝ちたいと思っているが、彼らをリスペクトしなければいけない。まだ(勝ち抜けの可能性は)50%-50%だ。アウェーでもしっかり戦うことが重要だ。我々は時々、アウェーでの試合にホームのような精神を持って臨めないことがあるからね」
逆に、ナポリのカルロ・アンチェロッティ監督も敗戦をそこまで悲観的に捉えていない。
「結果は難しいものになってしまったが、我々には90分残っている。前半の内容は酷かった。試合をコントロールする勇敢さに欠けていた。後半は何度かチャンスを作れた。ホームでファンを背に戦う試合はまったく違ったものになる。自信はあるよ」
優勝候補のどちらかが姿を消すことになる第2戦は、18日に行われる。
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