長谷部の目の前で躍動 ベンフィカ19歳FW、EL最年少ハットトリック達成でアピール
ジョアン・フェリックスが3得点1アシストと全ゴールに絡み、ベンフィカを勝利に導く
UEFAヨーロッパリーグ(EL)は12日に準々決勝の第1試合を欧州各地で行った。元日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトは、アウェーでベンフィカと対戦したが、2-4で敗れている。この試合で「ネクスト・ロナウド」とも評されるベンフィカの19歳FWジョアン・フェリックスが、EL史上最年少でハットトリックを達成した。
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試合が大きく動いたのは、前半20分だった。フランクフルトのDFエバン・エヌディカがペナルティーエリア内で相手をファウルで止める。この決定機阻止でエヌディカは一発退場になり、ベンフィカにPKが与えられる。このPKでの得点から、ジョアン・フェリックスのゴールラッシュが始まった。
ベンフィカはその後同点に追いつかれるものの、前半43分にジョアン・フェリックスが右足で豪快なミドルシュートを叩き込み、再び勝ち越す。そして後半5分にもCKをヘディングで流して、ポルトガル代表DFルベン・ディアスのゴールをアシスト。その4分後には、左サイドからの折り返しを右足で合わせ、GKの股下を射抜くシュートでハットトリックを達成。ジョアン・フェリックスの全4得点に絡む活躍で、第1戦を4-2で制している。
フランクフルト長谷部は退場者が出たのち、アンカーから最終ラインにポジションを下げたが、数的不利の難しい展開で、ジョアン・フェリックスを止めることができなかった。
英公共放送「BBC」によると、ジョアン・フェリックスは19歳152日でハットトリックを達成。クロアチア代表MFマルコ・ピアツァ(現フィオレンティーナ)がディナモ・ザグレブ時代に記録した19歳219日を更新し、EL史上最年少ハットトリック記録になるという。
マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティをはじめ、ビッグクラブの注目を集めるジョアン・フェリックスは、欧州の大舞台で自身の価値をしっかりと示した。
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