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メッシは「マラドーナのレベルに到達しない」 代表OBが“史上最高論”に持論を展開
1986年にW杯を制したエンリケ氏が言及「メッシは代表で厳しい時間を過ごしている」
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは今季、公式戦41試合43ゴールと絶好調。リーガ・エスパニョーラ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、コパ・デル・レイ(国王杯)の3冠のチャンスを残している。しかし、元アルゼンチン代表MFエクトル・エンリケ氏は「メッシがマラドーナのレベルに到達することはないだろう」と断言した。スペイン紙「マルカ」がアルゼンチンメディア「アタック・フットボレーロ」の内容を引用して報じている。
メッシは現地時間10日のCL準々決勝第1戦マンチェスター・ユナイテッド戦に先発出場。前半12分にオウンゴールを誘発するクロスを供給し、先制点を生み出した。前半29分に相手DFクリス・スモーリングに背後から猛烈なチャージを受けてピッチに転倒し、顔面から出血したが、治療後にピッチに戻って1-0の勝利に貢献している。
今季はアンストッパブルと言ってもいいパフォーマンスを披露しているなか、同郷の先輩であるエンリケ氏は、アルゼンチンの伝説的名手であるディエゴ・マラドーナ氏を引き合いに出し、メッシが“歴代最高”の座を勝ち取ることはないとの見解を示した。
「残念なことに、メッシは代表チームで厳しい時間を過ごしている。次のワールドカップ(W杯)で、我々の持っていたような運がメッシにも訪れることを祈っている。しかし、メッシはマラドーナのレベルに到達することはないだろう。私が求めているのは、メッシのために戦うことだ。もし彼がこのチームで良い時期を過ごせていないのなら、参加しない方がいいのかもしれない」
エンリケ氏は1986年のメキシコW杯でマラドーナ氏とともにアルゼンチンを優勝に導いた1人。メッシにとって代表での成果が唯一にして最大の課題として取り上げられてきたが、エンリケ氏はその壁を超えてこその“メッシの史上最高論”と考えているようだ。