チェルシーサポーターの人種差別行為が波紋 仏代表FWジルーは“サラーチャント”非難
EL準決勝スラビア・プラハ戦前に、一部のチェルシーファンが差別的チャントを歌う
UEFAヨーロッパリーグ準々決勝(現地時間11日)のスラビア・プラハ対チェルシーの試合前に起きた、サポーターの人種差別行為が波紋を呼んでいる。アウェーに遠征していた一部のチェルシーファンが、かつてクラブに在籍したエジプト代表FWモハメド・サラー(現リバプール)に対する差別的チャントを歌った動画をソーシャルメディアに投稿。これが原因で、スタジアム入場を規制された。チェルシーのフランス代表FWオリビエ・ジルーも「そんな人たちがチェルシーの一員であるべきではない」と怒りを示した。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」によれば、複数のチェルシーサポーターが動画内でサラーに対し、「サラーは爆破犯人」などとイスラム教徒に対する人種差別的な内容のチャントを歌ったという。そのサポーターは、チェルシーのシーズンチケットホルダーも含まれているようだ。その後に行われた試合では、当事者となった3人のサポーターがスタジアム入場を拒否されたという。
チェルシーとサラーの所属クラブであるリバプールも、この一件について声明を発表。いずれも人種差別的な行為を糾弾しており、特にリバプールはこのチャントを「危険で、衝撃的なもの」として言及した。
また、ことのあらましを聞いた選手も人種差別的行為、そしてそれを行ったサポーターにはっきり「ノー」を突きつけている。チェルシーのフランス代表FWジルーは「そんな人たちがチェルシーの一員であるべきではない。クラブも、みんなもこのようなことを非難している。僕らは100%モー・サラーの味方だ」と語り、被害を受けたサラーの後ろ盾になると主張した。
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(FOOTBALL ZONE編集部)