「アンリを彷彿とさせる」 鹿島FW伊藤翔、“神トラップ弾”がJ1月間ベストゴール選出

鹿島FW伊藤翔【写真:荒川祐史】
鹿島FW伊藤翔【写真:荒川祐史】

第2節川崎戦でDF内田の約40mのロングフィードを巧みなトラップで捌いてゴール

 Jリーグは11日、2・3月度の各賞を発表。J1の月間ベストゴールには、鹿島アントラーズのFW伊藤翔が3月1日のリーグ第2節川崎フロンターレ戦(1-1)で決めた“神トラップ弾”が選出された。

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 伊藤は今季、5シーズンを過ごした横浜F・マリノスから鹿島へ完全移籍。開幕から2試合連続ゴールを挙げるなど、2・3月のリーグ戦5試合で4ゴールをマークした。

 今回「J1月間ベストゴール」を受賞したのは、第2節川崎戦の一撃だ。0-1で迎えた前半21分、ハーフウェーライン付近から元日本代表DF内田篤人がロングボールを供給すると、裏に抜け出した伊藤がペナルティーエリア内で後方からのボールをジャンプしながら絶妙なトラップでスペースに流し、川崎GKチョン・ソンリョンの脇下を抜いたシュートは左ポストに当たってゴールマウスに収まった。

 内田の約40メートルのロングフィードと、伊藤の絶妙トラップの合わせ技で生まれたゴールは、鹿島公式ツイッターが速報すると「めっちゃトラップするやん」「伊藤翔すげえ!!!!」「トラップ上手すぎ」「伊藤神」と反響を呼んでいたが、“Jリーグ公認”となった。

 Jリーグは「冷静なプレーで決めた超絶ゴール」と総評。また、原博実委員は「内田選手からのロングパスをトップスピードの状態にもかかわらず、見事なファーストタッチで受けて冷静な対処をしたことを評価。全盛期のアンリ選手(フランス)を彷彿とさせるプレーだった」と、元フランス代表FWティエリ・アンリを引き合いに出して称賛していた。

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