なでしこジャパンに2点献上のドイツ女子GK、衝撃パスミス連発に独紙反応 「厄日」
GKシュルトがボール回しで2度の凡ミスを犯し、2ゴールを献上 「腹が立っている」
なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間9日、フランス女子ワールドカップ(W杯)メンバー発表前最後の強化試合でFIFAランキング2位のドイツと対戦。MF長谷川唯(日テレ・ベレーザ)、FW横山久美(長野パルセイロレディース)がゴールを奪って2-2で引き分けたが、得点につながる二つのミスを犯したドイツGKに現地メディアは着目し、「厄日」と報じている。
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押し気味にゲームを進めるドイツを悲劇が襲ったのは、0-0で迎えた前半35分だった。DFヨハンナ・エルシングのバックパスを受けたGKアルムト・シュルトは、右サイドへ展開しようとしたがまさかのキックミス。力なく転がったボールにいち早く詰めた長谷川に左足で約30メートルのダイレクトシュートを放たれ、ファーストシュートで先制を許した。
ドイツ紙「ヴェストファーレン」は、「アルムト・シュルトの厄日」との見出しで、失点シーンに言及。「前半35分、なんの制限もないなかで日本のアタッカー長谷川唯にパスし、30メートル以上のループシュートを決められた」と描写している。
シュルトの災難はこれでは終わらず、1対1に追いついた後半24分にも再び後方のボール回しでパスミス。MF中島依美(INAC神戸レオネッサ)にカットされると、最後は冷静に中央でフリーだった横山に勝ち越し点を奪われた。その3分後に、味方が同点ゴールを決めたため、試合こそ2-2のドローに持ち込んだが、記事では「アルムト・シュルトはとても不幸なプレーをし、ゴールを献上した」と触れ、「私は腹が立っている。足もとにボールはあったので、技術的なミスです」という本人のコメントを紹介している。
今回招集されたドイツGK3人のなかで、最も経験のあるシュルトだったが、実にショッキングなゲームとなってしまった。