本田、インテルとの親善試合で左ウイングで先発も決定機2度外す 長友はハーフタイムで交代
本田はチャンスで2度ともGK正面にシュート
本田には同21分にもビッグチャンスが訪れた。途中出場の右サイドバック、イニャツィオ・アバーテのクロスに対し、ニアサイドに走り込んだMFアントニオ・ノチェリーノの後ろ側でうまくマークを外すと、ゴール正面でフリーに。しかし、左足インサイドで丁寧にボレーで合わせたボールはGKの正面に飛んでしまい、こぼれ球に詰めるも相手DFに阻まれた。シュートが左右どちらかに少しでもずれていればゴールだっただけに、悔やまれるプレーになった。
ピッチ上のほとんどの選手が若手になったインテルに対し、後半25分ごろからはミランが主導権を握った。同32分には、ロングボールを本田が頭で落とし、走り込んだボアテングが左足ダイレクトで狙った。これはGKの正面に飛んだが、本田とボアテングは随所に相性の良さを感じさせた。同35分、本田は交代でピッチを後にした。
残り10分、ミランは攻め込みながらもインテルゴールを割ることはできず。試合終了間際には、ミラニスタからの大音量のブーイングが響き渡った。サンシーロ1階席の、シニシャ・ミハイロビッチ監督の陣取るミランベンチ裏にサポーターが集まって罵声を浴びせる不穏な空気に包まれる中、タイムアップ。このままインテルが1-0で勝利した。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images