本田、インテルとの親善試合で左ウイングで先発も決定機2度外す 長友はハーフタイムで交代
長友は本職の左サイドバックから右ボランチにシフト
前半30分過ぎにインテルはシステムチェンジを実施。4-3-3になり、テレスが左サイドバック、長友は3ボランチの右にシフトした。プレーするサイドが変わったことで、長友と本田のマッチアップも数度あった。しかし、慣れないポジションに移ったこともあってか、長友は全体的にはあまり存在感を発揮することはなく時間が過ぎていった。低調なプレーを続けるミランに、スタンドから憮然とした表情でピッチを見つめるシルビオ・ベルルスコーニ会長とアドリアーノ・ガリアーニCEOの姿が何度も映し出された。前半は、このままインテルの1-0リードで終了した。
ハーフタイムでそれぞれ選手交代を行い、長友はここで交代。ミランはアドリアーノに代わり、練習参加中のガーナ代表MFケビン・プリンス・ボアテングが72番をつけてセンターFWの位置に入った。右ウイングにはチェルチに代わってMFスソが起用され、本田は後半も引き続き左ウイングでプレーした。
後半、最初のビッグチャンスを迎えたのはミラン。同11分、本田とボアテングがプレスを掛けてボールを奪うと、一気にカウンター。ボアテングのスルーパスに抜け出したのは本田。中央やや左サイドをトップスピードで走り込み、そのまま左足でニアサイドを狙った強烈なシュートを放った。しかし、インテルGKファン・パブロ・カリーソに右手一本ではじき出されてしまった。試合を通じても最初の決定機であり、決めたいところだった。
親善試合とあり、同15分過ぎに両チームともに多くの選手交代を行った。本田はここでも声は掛からず、プレーを続行した。