元日本代表FW森本を伊メディア回顧 「情熱の2シーズン」「バラ色の未来が見渡された」
「あの人は今?」企画で特集 18歳でセリエAデビュー「計り知れない輝きを見せた」
現在アビスパ福岡に所属する元日本代表FW森本貴幸は、18歳から6年半の期間をイタリアで過ごした。イタリアのサッカー専門メディア「ヌメロ・ディエス」は「あの人は今?」企画で森本を取り上げている。
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2004年、森本は東京ヴェルディの下部組織から中学生にしてトップチームに登録され、15歳10カ月6日でJ1デビューを果たした。そして高校1年生となった5月に15歳11カ月28日でJ1初ゴールを挙げた。いずれもJ1リーグの記録としては、いまだに破られていない。
06年、18歳となった森本はイタリアへと渡る。シチリア島のカターニャに期限付き移籍をし、翌年1月にトップチームでの出場を果たし得点も挙げた。しかし、同年3月に左膝前十字靭帯を断裂。不本意ながらシーズンを終了することになってしまったが、カターニャが保有権を買い取り完全移籍が成立した。翌シーズンには怪我から復帰し、セリエAで14試合に出場し1得点を挙げている。この2年間について同サイトは「情熱の2シーズン」と題して、「最初の2年間で見せた計り知れない輝きによって、サムライになる可能性を見せ、バラ色の未来が見渡された」と説明していた。
11年、森本は南イタリアのカターニャから北部のノバーラへと移籍した。セリエA昇格を果たしたクラブへの移籍劇について同サイトは、「日当たりの良いシチリア島から、霧に包まれたノバーラへと去らなければならなかった」と表現。そのシーズンはリーグ戦に18試合に出場し4得点といった成績で、「失敗の象徴」と評されていた。しかし、「彼のポテンシャルを信じて助けようとする人間に恵まれなかった」と補足している。
翌シーズンにはカターニャへ戻ることになったが思うような活躍はできず、13年1月にイタリアを離れることになった。カターニャ時代に自身を起用したワルテル・ゼンガ監督を頼ってUAEのアル・ナスルへ移籍した。その半年後にはジェフユナイテッド千葉へ移籍。「彼はホームに帰っていった」と表現されている。
同記事では日本に戻った後の森本の経歴も紹介。2017年に川崎フロンターレでJ1優勝を経験したこと、現在は福岡でプレーしていることを伝えている。若くしてイタリアに渡った森本の“今”については、現地でも気にかけられているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)