30年前の選手を現代に連れてくるなら? イタリアメディアが「北の3強」に推薦
映画にちなみ”デロリアン”で1985年から2015年へ
2015年10月21日は、過去と未来がつながる日――。1989年に公開されたロバート・ゼメキス監督によるアメリカ映画の大ヒット作「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で、主人公マーティと恋人のジェニファー、エメット・ブラウン博士(通称ドク)が、30年後の未来に旅立つ。車型タイムマシン「デロリアン」に設定された日付こそ、この2015年10月21日だ。
世界中でそれを記念して様々なイベントが催されているが、イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」では、「デロリアンに乗せて連れてくるなら誰がいい?」というタイトルで、ミラン、ユベントス、インテルの現在と過去の名選手について特集している。
まずはミランだ。今季開幕から9試合連続失点でのトータル14失点は、ワースト2位タイ。最終ラインを補強したいことから、同サイトではフランコ・バレージを推薦している。1985年当時のバレージは25歳。22歳にして、82年スペイン・ワールドカップの優勝メンバーに名を連ねた少し後だ。アリゴ・サッキ監督によるゾーンプレス革命で名を馳せるよりは少し前の時期だが、統率力のあるセンターバックを必要とする今のミランにとっては、最高の補強になるだろう。
続いてユベントスは、今夏の移籍市場で欧州トップクラスのトップ下の獲得を熱望しながら、実現できなかった。それを考えれば、フランスの“将軍”ことミシェル・プラティニを連れてきたいところだろう。3年連続バロンドールを獲得した直後で、選手としてのピークにある30歳。そして映画のように、今現在の自身の姿を見ることができるならば、引退後のサッカーへの関わり方も違ったものになるかもしれない。
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