“ジェラードの後継者”は「500年の歴史で最も困難な仕事」 名将クロップも現主将に脱帽

リバプールのクロップ監督【写真:Getty Images】
リバプールのクロップ監督【写真:Getty Images】

約1年半ぶりにゴールを決めたMFヘンダーソン、クロップ監督は主将の仕事を絶賛

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は、現地時間5日に行われたプレミアリーグ第33節サウサンプトン戦(3-1)で約1年半ぶりにゴールを決めたイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンのキャプテンとしての役割に脱帽している。英紙「デイリー・テレグラフ」がコメントを伝えた。

 マンチェスター・シティとの熾烈なプレミア優勝争いを演じるリバプールは、サウサンプトン戦で先制点を奪われる苦しい展開となった。その試合で勝利を決定づける追加点を奪ったのが、ヘンダーソンだった。

 2-1で迎えた後半41分、最終ラインからのロングフィードに抜け出したブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがペナルティーエリア右でタメを作ると、ゴール前のスペースにグラウンダーのクロスを供給。そこへ走り込んできたヘンダーソンが左足でゴールへ流し込み、ダメ押しゴールを決めた。得点後には感情を爆発させるような咆哮とガッツポーズを見せたヘンダーソンに対し、チームメートたちも祝福に駆け寄った。

約1年半ぶりにゴールを決めたMFヘンダーソン【写真:Getty Images】
約1年半ぶりにゴールを決めたMFヘンダーソン【写真:Getty Images】

 ヘンダーソンの得点は2017年9月に行われたレスター戦(3-2)以来で約1年半ぶり。試合後にクロップ監督は前任の偉大なキャプテンの名を引き合いに出し、キャプテンの役割を担うヘンダーソンに惜しみない賛辞を送っている。

「私の観点から申し上げれば、ヘンド(ヘンダーソン)は優秀なプレーヤーだ。彼は我々の主将であり、素晴らしい性格の持ち主だ。もし、私がヘンドの本を執筆するなら500ページになるだろう。サッカー界のここ500年の歴史で最も困難な仕事は、スティーブン・ジェラードの後任を務めることだった。人々の心の中では、ジェラードでなければ満足できないという思いがあった。でも、彼は見事に対処してみせた。本当に誇りに思うべきことだ。我々は未来を考えるべき時だし、彼はチームにとって非常に重要な一部だ」

 2015年でリバプールを退団した元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード氏(現レンジャーズ監督)は、世界屈指のキャプテンシーを誇る存在として現在でも語り継がれている。その後にキャプテンマークを巻くことはとてつもない重圧がのしかかったはずだが、ヘンダーソンは誰しもが認めるリバプールのキャプテンとしてチームを牽引している。

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