チェルシー監督、レアル移籍報道過熱のアザール慰留に白旗 「できることは何も…」
一騎当千のエースにサッリ監督が言及 レアルが提示する「146億円では安すぎる」
チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督は、今夏の移籍が噂されるベルギー代表MFエデン・アザールの市場価値について、1億ポンド(約146億円)は下らないとしながらも「引き留めるのは難しい」と語った。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
チェルシーは現地時間8日、プレミアリーグ第33節ウェストハム戦で2-0と勝利。アーセナルとトットナムをかわし、暫定3位まで浮上した。勝利の立役者となったアザールは、前半24分と後半45分にゴール。特に先制点となったゴールは圧巻だった。ドリブルでウェストハムの守備網を中央から突破。合計5人をかわして左足のシュートでゴールネットを揺らした。
アザールは4月8日時点でリーグ戦16得点12アシストを記録。いずれもチームトップの数字で“ブルーズ”を牽引しているが、今夏にレアル・マドリードへ移籍する噂が絶えない。シーズン終了が近づくに連れて、メディアからの注目度がますます大きくなっている。
チェルシーのサッリ監督はウェストハム戦後、一騎当千の活躍を見せるアザールを「引き留めるのは難しい」との本音を明かした。そして、レアルがアザール獲得に1億ポンド(約146億円)を用意していることについて問われたサッリ監督は、「安すぎる」と答えている。
「(アザールが1億ポンドでは)安すぎる。現在の市場でそれはあまりに安い。ここ最近の移籍市場の価格は常にチェックしていた。だからこそ、アザールを他の選手と入れ替えるのは難しい。だが、私にできることは何もない。クラブも私と同じ状況だろう。エデンが新しい経験を積みたいというなら、彼を引き留めるのは非常に難しいと思う」
サッリ監督は、今のアザールにはレアルが提示すると言われる金額以上の価値があると主張するが、本人の強い意思と高額な移籍金が提示されたならば引き留めることは不可能だと語っている。
アザール自身はシーズン終了までチェルシーでのプレーに集中すると語っているが、レアルを率いるジネディーヌ・ジダン監督に対する憧れは以前から公言している。“白い巨人”への移籍は実現するのだろうか。
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