バルサ会長、ポグバ獲得に迫った過去を明かす 代理人と合意も「当時の我々にその額は…」

バルサは当時ポグバ獲得に向けて動いていたが、最終的に超高額の移籍金をまかなうことが出来ず断念したという【写真:Getty Images】
バルサは当時ポグバ獲得に向けて動いていたが、最終的に超高額の移籍金をまかなうことが出来ず断念したという【写真:Getty Images】

「今やサッカー界屈指のスター選手の1人」とポグバを称賛 マンUにもリスペクト示す

 フランス代表MFポール・ポグバは2016年、当時史上最高額の移籍金1億500万ユーロ(約132億円)でユベントスから現在のマンチェスター・ユナイテッドへ移籍を果たした。バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は米スポーツ専門局「ESPN」のインタビューで、当時ポグバ獲得に向けて動いていたが、最終的には“超高額”の移籍金をまかなうことができなかったので諦めるほかなかったと明かしている。

 バルセロナは現地時間10日、敵地オールド・トラフォードでユナイテッドとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のファーストレグに臨む。だが、どうやら2016年に“大物スター”との契約がうまくいっていれば、この準々決勝もリーガ・エスパニョーラ王者にとって、また違ったものになっていたようだ。

 バルトメウ会長の明かした話によると、2015年にバルサはユベントス、ポグバの代理人であるミノ・ライオラ氏とミーティングを行い、ポグバ獲得へ向けてどのクラブからオファーが来たとしても、バルセロナがそれに対抗できることで合意に達していたという。

「2015年の夏、ポール・ポグバはトリノでプレーしていた。我々はユーベに、もし彼らがポグバを売ると決断する日が来たら、我々は興味を持つと伝えたんだ。そして彼らがポグバを売るとき、彼らはオファーがいくらになるかを教えてくれた。しかし、当時の我々にその額はまかなえなかったんだよ。だから、彼はユナイテッドへ行った。そして彼はチームを良くしている。なぜなら、今やサッカー界屈指のスター選手の1人となったからね」

 レアル・マドリードとバルセロナは、ポグバが行き着く可能性のあるクラブだと再三にわたり噂されているが、これについて、バルトメウ会長は「ほかのチームの選手の話をしたくはない」としながらも、「ここ数年でユナイテッドは非常にいいチームを作り上げ、いい選手も獲得したと認識している。きっと来季はプレミアリーグの優勝候補になるだろうし、今季はCLの優勝候補さ」と語った。ユナイテッドとの一戦を前に、ポグバを擁するチームの実力に対してリスペクトを示している。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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