プレミア日本人最多出場の吉田、記録更新に興味を示さず 「何一つ特別なことじゃない」

プレミアリーグで70試合出場 稲本を抜き日本人トップに

 日本代表DF吉田麻也は、17日に行われたプレミアリーグ第9節レスター戦で、プレミアリーグ70試合目の出場を果たした。すでにアーセナルやフルハムでプレーした現J2札幌MF稲本潤一の記録(66試合)を抜いて、プレミアリーグでの日本人最多試合出場を記録したが、当の本人はこうした記録には全く関心がないようだ。英地元紙「デイリー・エコー」が報じている。
 
「正直に言えば、この(日本人最多出場)記録には興味がない。日本にとっては大きな記録かもしれないけど、他のプレミアリーグの選手にしてみたら、何一つ特別なことではないからね」
 吉田は日本人としての記録よりも自分自身とチームがより良い結果を残せるかという点に集中している。サウサンプトンは毎年のように主力選手をビッグクラブから引き抜かれている。それでも下部組織出身者の台頭や、国内外から才能ある選手を見出し、その穴を補てんしてきた。吉田もそうした現状を嘆きながらも、チームが一貫したフィロソフィー(哲学)を貫いていることが成果につながっていると主張する。
 
「毎年、クラブのベストプレーヤーがいなくなってしまう。そうしたチームを管理するのは簡単なことではない。でも、僕たちはチームとして、クラブとして素晴らしいフィロソフィーを持っている。だからここ数年もチーム全体が大きく変わったということはないし、年々確実に良くなっている。これは大きな進歩を意味している」

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