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セリエDから王者ユベントスへ シンデレラストーリーを実現した19歳のFW
2年前に7部、昨季は6部リーグでプレー
今季のリーグ戦でスタートダッシュに失敗してしまった王者ユベントスだが、スカウトは国内外の様々なところに目を光らせている。
今回、その眼鏡にかなった選手が、セリエD(5部相当)のアヴェッツァーノにいる。ユベントスは、1996年生まれのFWアレッシオ・ディ・マッシモを1月の移籍市場で獲得することで合意に達したと、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
ユベントスのスカウトがディ・マッシモを見たのは2回だけだが、すぐに他クラブに渡さないようにブロックしたとしている。このセリエDのクラブには、10万ユーロ(約1350万円)が支払われ、19歳の若者はトリノへ旅立つという。ユース年代の選手ではなく、すでに19歳になっている選手の獲得には、基本的に戦力とみなして獲りにいくという意味がある。
「ユーベが僕を欲しがっていると分かった時、涙が流れてきたんだ」と、アレッシオは語る。そして、トレーニング中にチームメートからかけられた言葉などを話している。
「今週のトレーニングで、チームメートが僕へのパスをミスしたんだ。そうしたら、こう言うんだよ。『悪い! 俺は(レオナルド・)ボヌッチじゃないからな!』ってさ。実際のところ、今回のことはまだ信じられない気持ちがあるよ。だけど、この不思議な達成感は、間違いではないと思うんだ」
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