「策略は失敗した」 3位浮上逃したアーセナル、レジェンドFWが指揮官の采配に苦言

アーセナルのエメリ監督【写真:Getty Images】
アーセナルのエメリ監督【写真:Getty Images】

ライト氏、エメリ監督の起用法を批判 「スタートから最高の選手をピッチに入れるべき」

 プレミアリーグで4位につけるアーセナルは現地時間7日、プレミアリーグ第32節でエバートンと対戦し、0-1で敗れた。3位浮上のチャンスを逃し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内であるトップ4入りに黄色信号が灯ったなか、クラブのレジェンドである元イングランド代表FWイアン・ライト氏は、この試合でのウナイ・エメリ監督の選手起用を「策略は失敗した」と批判している。英紙「エキスプレス」が報じた。

 敵地での試合に臨んだアーセナルは、多少メンバーを入れ替えながら勝利を目指したものの攻撃陣が沈黙。前半10分に元イングランド代表DFフィル・ジャギエルカに先制点を許すと、後半は選手交代を駆使しながら攻め立てるが最後までゴールを奪うことができなかった。結果的に0-1での敗戦。勝てば3位浮上のチャンスを逃すこととなった。

 この試合のエメリ監督の采配に異議を唱えたのは、クラブレジェンドであるライト氏だ。この日、指揮官がガボン代表FWピエール・エメリク=オーバメヤンとウェールズ代表MFアーロン・ラムジーをベンチに置き、フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット、元ドイツ代表MFメスト・エジルとのカルテットを形成させなかったことに触れ、ライト氏は自身の見解を述べている。

「私はいつものようなアーセナルを見たかった。4位のチームに、誰もこのようなことが起こるとは思わなかっただろう。オーバメヤン、ラカゼット、エジルをピッチに入れて、ラムジーを最初から起用する機会はあった。もちろん我々は夏にラムジーがチームを去ることを知っているが、実際にエバートン戦ではスタートから最高の選手をピッチに入れるべきだった。私はその点で策略は失敗したと思ったよ」

 試合後には「勝ち点3を取る大きな機会を失ってしまった」と語ったエメリ監督。ライト氏が考えるように、4人のアタッカーを開始から起用していたらどんな結果が生まれていたのだろうか。

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